仕事術

【身を削ってまで働く意味はあるか?24時間を大切に過ごすために】 やらないことを決めなさい 鳥原隆志

曇天

著者の鳥原隆志さんが切実に願っている、この本を届けたい人

・自分を苦しめ、体や心の悲鳴を聞きながら仕事をしている人
・身を削って頑張っている人
・寝不足で不整脈が出て、ケアレスミスが多発している人
・「だって仕事が終わらないから」が口癖になっている人
・終わりのゴールがない仕事をされている人

鳥原隆志さんの公式サイトはこちらから

こんにちは、曇天です

働き者(働かされすぎ)の日本人の誰もが抱えているであろう、会社のムダ作業の数々

それらを解決することで、少しでも業務効率が良くなったら今よりは楽しく働くことができるかもしれないですね

「残業しなかったら仕事を終わりきれない」
「明日忙しくないように、今日のうちにやっておこう」
「次の会議の準備しておかなければならない」

このように考えてしまっている方は、危険なサインが出ています

曇天
曇天

多くの方が仕事を抱えています。諸問題を解決するために、賢く働きたいですよね

真面目な日本人は、細かな配慮を目指し、成果を出すために多くの作業こなします

それにつれて、どんどんやる仕事が増え「仕事が仕事を生む状態」に陥ります

それらの作業に時間を取られることで、サービスの質も落ちます

大事なことは何か、そこをハッキリさせることが必要でしょう

よりスピーディーに、より質の高いサービスを提供するために

そして、あなたの大切な24時間を取り戻せるように

本作「やらないことを決めなさい」をご紹介したいと思います

僕が本作をオススメしたい人

・激務を少しでも軽く、効率良く回していきたい人
・職場のムダ作業を洗い出したい人
・職場の解決が難しい諸問題を整理したい人
・仕事の悩みを少しでも減らしたい人

身の丈を知った挑戦と、勇気ある撤退について

時間が足りず、全てが中途半端

こんな状態に陥っている方は、その自覚がないことが多い

24時間を時間一杯使い切ることは、破滅への道である

「忙しい」「暇がない」「時間がない」、そんな口癖がある人ほど

実は時間を大切に考えられていないことが多いのではないでしょうか

恥ずかしながら僕自身も、昔は様々なことに興味をもっており

それらに満遍なく手をつけてきたことで、時間がないと嘆いている一人でした

今でも、気を抜けばすぐに色んなことに手をつけそうになる、そのたびに戒めることが必要です

向上心がある人は素晴らしいと思うし、様々なことに挑戦していくことは応援したいのですが

自身の抱え込める量というものを、知っておかなければならないと思います

色んなことに慣れ、時間にゆとりが出てきた瞬間が落とし穴であるので、十分に気をつけたいですね

もし新しいことを始めたら、何かを代わりに手放したり

その挑戦を続けていくのかやめるのかも同時に考えることが必要であるでしょう

仕事「量」ではなく、仕事の「質」に焦点を当てる

すぐに終えることができるような仕事は、「質」としては低い

しかし、徐々に進んでいくような、少しずつ成長していく仕事は、「質」が高いものです

一見たくさんこなすことは、仕事量が多いため、重要なことに思えますが

たくさんこなせるという段階で、「質」は劣ります

つまり、「質」の高い仕事は、たくさんこなせないものであるということです

たくさんこなせないからこそ、時間を投入し、大事に育てていかなければなりません

例えば、「料理を美味しいと思うこと」を例に挙げると

品数が多い方が、たくさん食べられ、お腹一杯になり、美味しかったと満足度は高いと思うでしょう

しかし「質」に焦点を当ててみると、前日からの下ごしらえ、

調味料の相性を考えた調味料の厳選、細かな火の調整

日本料理では特にダシを取るなどの作業があるし、先に肉を焼いてから鍋の具材にするなど

細かな配慮を加えようと思うと、それは多岐に渡ります

できあがったのが「たった一品」だったとしても、細かな配慮が施されたものの満足度は高いものになります

一品だけでも「美味しい」という言葉を引き出すことは可能なのです

少し脱線しますが、鬼滅の刃に登場する我妻善逸あがつまぜんいつが、霹靂一閃へきれきいっせんという技しか覚えられませんでしたが

その一つの技の「質」を高めていった結果、極限まで極めてしまったというのと通づるものがあるでしょう

このブログも「質」を高められるように、日々研究しているところです。ブログって奥深いですね

1つで満点を取るのよりも、満点に近いものを増やす

世の中に完璧主義の人は一定数いますよね

前項で「質」の話をしたため

「質は高い方が良いんじゃないの・・・?」と思う方はいるかもしれなませんが

高すぎても良くないという話です(ミニマリスト的には「足るを知る」という感じでしょうか)

「質」にこだわりすぎるあまり、「質」を高めるために時間をかけすぎても良くないということです

僕が過去に一緒に仕事をした方の中にも、完璧主義の人は居ました

「すごい」と「こわい」が両立していたのを鮮明に覚えています

そこまで完璧にこだわる必要はなく

著者はここで、「満点に近づける」のが重要と言っていました

勉強の5教科を例に上げるなら、

1教科で100点、他の4教科で60点ではなく

5教科それぞれ80点を取れれば良いという考え方ですね

このような考え方はとても気持ちが楽になります

1つだけ完璧を目指し、他の仕事が疎かになるような仕事をするのではなく

完璧ではなくて良いから、総合的に「質」の高い仕事になるように努力するということですね

「満点に近づける」ことができるように、少しずつ「質」を高めていくのが望ましいでしょう

優先順位は必ずつける必要がある

全て優先順位が高いという状態は

実は、「優先順位が付けられていない」という状態でえす

これを自覚することが必要でしょう

どんな状態でも、優先順位の高い2割と、そうでない8割に分けることができます

ここで「パレートの法則」を活用することができます

パレートの法則は、ご存知の通り、イタリアの経済学者パレートが発見した

「社会全体の所得の8割は、全体の2割程度の富裕層が占めている」というものですが

つまり、全体の大部分が、全体の一部によって影響を与えられているという法則です

これは、優先順位の高い2割の部分に焦点を当てて優先的に処理することで

その他の8割の部分を引っ張っていくことができるということです

自分が抱えている仕事を、この2割と8割に分けることで

その2割の部分だけを順に処理していくことで、それに時間をかけて集中して作業する

そのことで、より効率的に仕事を進めることができるようになります

24時間を取り戻すため、ぜひ実践してみてください

重要度の高い仕事を優先的にこなそう

小さな仕事はすぐに処理することができるが

その小さな仕事を優先的に、積極的に取り組んでしまうことで

大きな仕事をこなす時間が無くなってしまう

そのため、大きな仕事をする時間を先に明確に決めてしまい

大きな仕事の隙間時間や空き時間に、小さな仕事を埋めていくという方が効率良く

重要な仕事を進めていくには最適な方法です

これは、小さな仕事は、いつやっても、どこでやっても処理できる仕事であるのに対して

重要度が高い大きな仕事は、集中して取り組く必要があるため、時間は確実に、十分に確保しておく必要があるということですね

あなたの仕事は、親や教師や社会に言われたことをそのまますることじゃない。
自分の心が求めることを見つけ、それに従うこと
                           by オプラ・ウィンフリー

まとめ

今回、忙しい現代人の仕事時間の短縮、効率化のために、そして何より24時間を取り戻すために

「やらないことを決めなさい」をご紹介させていただきました

以下の5点を意識していきましょう

・自身が抱えられる量を自覚し、勇気を持って手放す
・「質」の高い仕事に焦点を当て、全力で取り組む
・1つの満点は目指さず、総合的に満点に近づけるように意識する
・優先順位の高い2割の部分を中心に取り組む
・小さな仕事は、大きな仕事の隙間時間にやる

今回ご紹介した内容は、本作のほんの一部です

僕自身が必要だと思った内容を抜粋しただけです

皆さんに必要と思える情報は、実際に読んで拾いあげるのが一番だと思います

とても読みやすく、内容を理解しやすい本ですのでオススメします

ヒツジのいらない枕公式睡眠研究所

「ゆとり」をもつために

仕事で追い込まれている方は、なかなか「ゆとり」を持つことができませんよね

そもそも、なぜ働かなければならないのかという話になります

それは、生きていくためには「お金」が必要になるからです

では、必要な「お金」を減らすことができれば

「身を削って働く」ということを避けられると思いませんか?

・今よりも楽な生活をしたい

・少しでも自由に使えるお金が欲しい

そのような方はこちらの記事を参考にしてください

僕が現在の「ゆとり」を手に入れたキッカケやテクニックを紹介しています

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