不思議のひと触れ シオドア・スタージョン(著) 大森望(訳),白石朗(訳)

海外SF

いまも忘れない、20年近く前に読んだ本

シオドア・スタージョンは、海外のSF作家である

装丁が綺麗だったのと、少し厚みのある本を読みきってみたくて

高校生の頃に、地元の小さな書店で購入した思い出がある

本作「不思議のひと触れ」は短編集であった

その中で一番好きな話だったのが「閉所愛好症」という短編

見ようによっては、なにやら怪しげなタイトルであるが

怪しい話は綴られてはいないのでご安心を

「閉所愛好症」に出てくる主人公は、内向的な少年であるが

ラストの方に真実が語られるあたりが幸福感を高めてくれる

読後の爽快感は素晴らしいものであった

日常の中に、真実が潜んでいる、翼を広げるタイミングを「それ」は待っていた

ぜひ多くの方に読んでいただきたいので、ここでおすすめしておく

SF小説はわりと好き

日本人で手に取ったことがあるのは、星新一のSF小説である

海外では、ジュール・ヴェルヌ、カート・ヴォネガットなどの巨匠たち

カート・ヴォネガットは、その当時ファンだった爆笑問題の太田光がおすすめしていたものだ

SF小説は好きではあるが、まだまだ読みたりないと思うので今後その数を増やしていきたい

また、最近気になっているのは

中国のSF作家「劉慈欣」の「三体」という小説である

6巻まで出ているということで、少し手を出しにくい感じがある

あと、他に読みたい本があるので優先順位は低い

いつ頃読めるかな

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