夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦

小説

黒髪の乙女の青春時代

京都大学に入学した大学生1年生の女の子(黒髪の乙女)が主人公

夜の街に繰り出て行き、そこで様々な大人に出会う

彼女自身かつてない人生経験を積み、人間的成長をしていく過程を表現した作品である

著者の「四畳半神話大系」という作品と同じ世界観である本作は

アニメ映画化や、舞台化もされている

装丁画は中村祐介という最強のイラストレーターである

個性豊かなキャラ多し

著者 森見登美彦の作品は、個性豊かな登場人物が多い

樋口師匠や小津などがその代表格であるだろう。天狗や妖怪などという濃い印象の仇名で呼ばれている

四畳半神話大系の主人公の、男子大学生の「私」は2年生、黒髪の乙女からしたら先輩にあたる

「私」は生粋の純情な男であり、黒髪の乙女に恋心を抱いているのである

そんな中、夜の街を徘徊する危なっかしい乙女を、「私」は冷や冷やしながらその足跡を追っていく

それぞれの登場人物の語り口調が実に個性的で深みがあり、僕自身の趣向にどストライクのシリーズ

作中に出てくる、「偽電気ブラン」というお酒や、「火鍋」はとても美味しそうに表現されている

火鍋は辛すぎて違うか(笑)

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