機巧館のかぞえ唄(名探偵 夢水清志郎事件ノート )第6巻 はやみねかおる

はやみねかおる

大人にもおすすめしたい

名探偵夢水清志郎事件ノートも第6巻まできたわけだが

しばらく経ってからまた再読したいほど、頭を使う面白い話だった

児童文学にしては難しいかもしれない

柔軟な脳を持つ子どもの方が理解できるのかな?

頭の体操には十分すぎるほど難解というか、捻りを加えた話であった

読んでいる最中に「ん?」…「ん?」…と脳内で混乱が起き

慌てて整理整頓を始める

そして

「なるほど、そういうことか」…「ってことは、つまりは…」

となるが

…「ん?」

と再度なる

これホント児童文学の枠超えてるわな

名探偵 夢水清志郎の温かみのある話もある

本作は3部構成になっている

その中では、名探偵夢水清志郎が赤ちゃんの世話をする描写がある

普段はグウタラ生活をしている彼が、急に赤ちゃんの世話をすることになり

その生活が規則正しいものになる

彼のとても活き活きした姿をみることができる

赤ちゃんに推理力の熱血指導をするのもまた魅力であった

名前が「創人(そうと)」君である

短編『後夜祭で、つかまえて』(『ダ・ヴィンチ』2010年7月号)で

彼が高校生になった姿で登場するらしい

ぜひ読んでみたい

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