消える総生島(名探偵 夢水清志郎事件ノート)第3巻 はやみねかおる

はやみねかおる

みんな大好き!?クローズドサークルもの

主人公の亜衣・真衣・美衣の3姉妹が、映画に出演することになった

撮影のロケーションは「総生島」という孤島である

島に着いたと同時に、乗って来たボートが爆発してしまい、一同は島に取り残されてしまう

見事に、島・館・雪というクローズドサークルの3拍子が揃う話である

本作では人が消え、山が消え、館も消えてしまう

その仕掛けは見事なもので、はやみねかおるは天才だと感じた作品であった

発想力、想像力、創造力が素晴らしい、その才能を少しだけでも分けていただきたい

本作でも、名探偵 夢水清志郎は大活躍(?)している

クローズドサークル・「島」

「島」に閉じ込められるとはどのような状況か

周囲を海に囲まれ、悪天候や乗り物等が無く、島から出られない

助けを呼びたいが、連絡手段がない場合、孤立したこと、閉じ込められたことに気づかれない

定期船が来るような場所でなければ、次に船がいつ来る時があるかわからない

食料は備蓄のものしかない、無人島に漂着したのであれば手持ちのものしかない

手持ちのものがなければ、島で探すことになる、サバイバルが必要になる

時間の経過を待つしかない、しかし時間の経過は命の残り時間とも直結するということである

脱出する算段を立てなければならない

著者の他の作品

著者 はやみねかおるの他の作品「都会のトム&ソーヤ」はオーディブルでも配信されている

座って読書する時間の無い方でもオーディブルであれば、ながら読書をできる

ぜひ、都会のトム&ソーヤを聴いてみて欲しい

僕はいつの間にか、はやみねワールドにドップリ浸かってしまっている

怪盗クイーンシリーズも、とても人気を博しているシリーズである

夢水清志郎、トム&ソーヤ、怪盗クイーン

好きなシリーズを手に取って、「はやみねかおるワールド」を楽しんでいただきたい

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