こんにちは、曇天です
当ブログでは、小説や絵本、その他詩やイラストの本、果てはトーク本までもを取り上げています
今後の世界を担う子どもに紹介したい本の紹介を中心にしていますが、大人向けの絵本も取り上げるなど、老若男女問わず楽しめるようにしていきたいと思っています
僕自身ネタバレは避けたいタイプであるため、極力ネタバレはしないように十分気をつけてそれぞれの本を紹介していきます
そのため、わりと薄味の内容になることもありますが、楽しい記事をお届けできるよう努力します
それでは今回の本「カマノレイコ作品集 Reiko KAMANO artworks」を紹介したいと思います
どこかで見かけたことがある猫
どこかで見かけたことがあるかもしれない、そんな印象を受けて、今回手に取ってみた本が
本作、「Reiko KAMANO artworks カマノレイコ作品集」であった
この本の中では
三色だんごを幸せな微笑みを浮かべて運ぶ猫
露天販売されたレモネードを二足歩行で運ぶ柴犬
左ハンドルのタクシーを運転する柴犬など
とても人間らしい(?)動物達が活き活きとその人生を謳歌している
白猫のチャオ、黒猫のぐうちゃん、柴犬の柴さんなど、それぞれにしっかりと名付けがされている
彼らの人間らしい(?)姿を見ていると、同じ種なのではないかとの親近感も湧いてくるであろう
「もう人間でいい」、そう思うようになるのである
トランプゲーム
個人的には、動物達が「大富豪」や「ババ抜き」などの
トランプゲームに興じている絵がとてもツボであった
それぞれの視線や表情が、探り合い、駆け引き、
勝負事の放つ熱気をしっかり物語っている
黒猫のぐうちゃんが、白猫のチャオに対して、「ババ」を差し出す時の目と表情はもう
「人間」そのものの「しめた」という表情である
この作品集はとても厚い、
ページをめくれどもめくれども進まない、まるで動物イラストの海に溺れるようであった
最終的には絵のボリュームに圧倒され、満たされた心の余韻に触れるのであった
これでも作品の一部なのだろうことは容易に想像できるのである
カマノレイコの他の作品
カマノレイコが出版している本は他にもあるようで
「ひなた村の3匹」というものである
どうやらイラスト付きのマンガのようなものの感じを受けた
ここでは白猫のチャオや、黒猫のぐうちゃんが喋り出すのかもしれない
猫好きさん、動物好きさんはぜひ手に取っていただきたい作品集であった